
【この記事で分かること】
>あなたに合った格安SIMの基準を知る
>データ通信料金が高く少しでも抑えたい
>毎月データ通信が20GB以内の人におすすめの格安SIM「3選」
毎日使うスマホ。その通信料金高くないですか?
多くの人にとってスマホのデータ通信量は、そこまで使わないです。
この記事は毎月20GB以内しかデータ通信しない人に向けた内容になっています。
自分に合ったプランを選ばないと、損してますよ!
多くの人の場合、スマホを購入する際に一緒にデータ通信プランを契約するかと思います。
それは大手キャリアの店舗に行って、数時間かけて契約するのが一般的だったからです。
ですが、ここ数年・十数年でネットが普及したことにより、ネット上でデータ通信プランを契約できるように成りました。
結果、人件費や店舗の維持費という経費を下げることができ、プラン料金を下げることが出来た。
それが格安SIMです。
本記事ではそんな格安SIMの中から、おすすめのサービスを厳選して紹介します。
あなたに合った格安SIMの基準

スマホのデータ通信に求めている基準は、人によって違うと思います。
今回はその中でもこの3つを基準として選びました。
- データ通信プランの安さ
- 乗り換えのしやすさ(契約解除料金が掛からないor掛かっても少額等)
- 各種サービスの充実(データ繰り越し、高速データ通信ON・OFF機能等)
格安SIM選びに迷っている方の参考にしてみて下さい!
比較として某大手キャリアのデータ通信プランを見てみましょう。
割引前料金 | 7315円(税込) |
みんな家族割 | -1100円(税込) |
光セット割 | -1100円(税込) |
カード支払い割 | -187円(税込) |
割引後料金 | 4928円(税込) |
※↑これはデータ通信無制限の大容量プラン①です。
割引前料金 | 3150円~6150円(税込) |
みんな家族割 | -1100円(税込) |
光セット割 | -1100円(税込) |
カード支払い割 | -187円(税込) |
割引後料金 | 2178円~4378円(税込) |
※↑こちらはデータ通信が1GB~7GBまでの低容量プラン②です。
次にデータ通信プランの中で最もコスパの良い、楽天モバイルを見てみましょう。
楽天モバイルはプランが一つしかなく、使った分だけ料金がかかる様になっています。
1GB~3GB | 1078円(税込)低容量プラン② |
3GB~20GB | 2178円(税込) |
20GB以上~無制限 | 3278円(税込)大容量プラン① |
〇〇割といった要素もなく、シンプルに安く使いやすい料金形態です。
このように大手キャリアのプランと比較すると、料金的にかなり安くなっています。
その代わりに、大手キャリアの場合は通信品質が優れており、データ通信時の遅延が少ないといったメリットもあります。
格安SIM(楽天モバイル除く)は、大手キャリアの通信網を間借りした状態で運用しているので、混雑時は大本である大手キャリアの通信が優先され、通信が遅くなるデメリットもあります。
どれを優先するかは、個人個人で違うのでよく考えてみましょう!
おすすめ① 楽天モバイル

先程も少し紹介した楽天モバイルです。
これまでdocomo回線・au回線を使ったMVNOとして、格安SIMサービスを提供していましたが、2020年より楽天独自の回線を使った携帯キャリアサービスを開始しました。
これにより第4のキャリアと注目を集めています。
データ通信プランは一つだけで、シンプルな料金形態です。
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT Ⅶ |
1GB~3GB | 1078円(税込) |
3GB~20GB | 2178円(税込) |
20GB以上~無制限 | 3278円(税込) |
毎月の使った通信量に応じて、使った分だけ料金が掛かります。
また、楽天回線エリア内であれば、20GB以上は料金が変わらず無制限で利用することが出来ます。
これらの情報は専用のアプリでまとめてみることが出来るので、把握しやすいです。
また、初回限定で端末同時申し込みの場合、高額なポイントバックキャンペーンを利用することができます。
楽天モバイル メリット・デメリットまとめ
一つだけのシンプルな料金プラン
段階的な料金設定
20GBを超えて利用した場合、3278円(税込)から増えずに無制限で使える(楽天回線エリア内の場合のみ)
楽天経済圏との親和性の良さ
キャンペーン等で乗り換え時、楽天ポイントが貰える
WEBでも店舗でも対応してもらえる
専用アプリで使用データ量や料金が見やすい
専用アプリRakutenLinkで国内かけ放題
高速データ通信ON・OFF機能があるので、使い過ぎないようにセーブ出来る
1回線目のみ、1GB以内の使用であればプラン料金が0円で使える(一定期間内以上回線の使用がない場合、回線が停止する可能性がある)
解約違約金が掛からない
docomo、au、SoftBank以外の独自回線
回線エリア拡大中
このように楽天モバイルのメリットは色々とあります。
ただ、デメリットが無いわけではありません。
プラチナバンドが無いので、屋内や山奥といった電波が遮られやすい所では繋がりにくい
料金プランの中に10GBの中間が無い
特にプラチナバンドは通信回線の繋がりやすさに直結してくるので、大きな課題です。
また、楽天回線エリアは現在拡大中のため、お住まいの地域によっては楽天回線が対応していない可能性があります。
※2022年2月現在で、楽天回線エリアは人口カバー率96%を突破しています。
これによりデータ無制限(20GB以上)が使えるエリアが増えています!
対応エリアは公式ページにて確認できます!
おすすめ② OCNモバイルONE

次に紹介するのは、NTTコミュニケーションズが提供する、ドコモ回線の格安SIM「OCNモバイルONE」です。
2021年10月21日からドコモのエコノミーMVNOとなっており、全国のドコモショップでも取り扱っています。
また、ドコモ回線特化の回線となっておりMM総研2021年9月MVNOネットワーク品質調査ではドコモ回線品質において3期連続で総合評価1位を獲得しています。
料金体制は以下の通りです。
月額料金 | 無料通話 | OCN光モバイル割 | |
500MB/月 | 550円(税込) | 最大10分/月 | なし |
1GB/月 | 770円(税込) | なし | 毎月220円(税込)割引 |
3GB/月 | 990円(税込) | ||
6GB/月 | 1320円(税込) | ||
10GB/月 | 1760円(税込) |
OCNモバイルONE メリット・デメリットまとめ
ドコモ回線を使った格安SIMの中でも、現状最も早くて快適に使える
ドコモエコノミーMVNOの対象で、dポイントでの支払いも可能
ドコモショップでも取り扱っている(修理対応やクレーム等はサービス対象外の場合もある)
MUSICカウントフリーで対象のミュージックサービスなら、通信容量が掛からずに利用できる(後述)
前月の余ったデータを、データ繰り越しできる
10GBコースといった低~中間通信プランがある
プラン変更が簡単なので、生活によってプランを変更できる
解約違約金が掛からない
スマホとのセットプランが安い
ドコモ回線のみしか使えないので、au・SoftBankのキャリアで購入したスマホの場合使えない事がある(CIMロック解除したら使えるが、電波の受信帯が合わない可能性もある、最新の機種なら大体が使える)
ドコモのエコノミーMVNOなので、ドコモショップでも取り扱っているが、契約は出来ても質問や対応が出来ない場合もある(店舗によって店員の知識があるかで変わってくる)
20GB等の中~大容量のデータ通信プランがないので、屋外でデータ通信を多くする人は合わない(屋外でのデータ通信が少ない人向け)
かけ放題プランは別途オプション選択が必要(電話を使わずに、LINEやDiscordなどのチャットアプリを使っているなら、オプションは不要)
OCNモバイルONEのサービスで特徴的なのは「MUSICカウントフリー」。
契約者限定で人気のミュージックサービスの通信容量を消費せずに使用できます。
音楽をよく聞くという方は、かなりお得だと思います。
申し込みにあたって設定や追加料金等は必要なく、開通後すぐに使用できます。
Amazon music
aniuta
AWA
dヒッツ
LINE MUSIC
Spotify
ひかりTVミュージック
「Amazon music」「Spotify」といった、人気のミュージックサービスも入っているので、そちらで音楽を聞く人はオススメです!

おすすめ③ IIJmio

2014年から格安SIMの提供を始めており、現在ではMVNO満足度調査第1位やMMD研究所の満足度総合第1位といった様々な調査で選ばれています。
また、格安SIMではまだまだ取り扱いが少ない「eSIM」を取り扱っているのがポイントです。
料金体系は以下の通りです。
2GBプラン | 4GBプラン | 8GBプラン | 15GBプラン | 20GBプラン | |
音声通話SIM | 858円(税込) | 1078円(税込) | 1518円(税込) | 1848円(税込) | 2068円(税込) |
SMS通信SIM | 825円(税込) | 1045円(税込) | 1485円(税込) | 1815円(税込) | 2035円(税込) |
データ専用SIM | 748円(税込) | 968円(税込) | 1408円(税込) | 1738円(税込) | 1958円(税込) |
eSIM | 440円(税込) | 660円(税込) | 1100円(税込) | 1430円(税込) | 1650円(税込) |
IIJmio メリット・デメリットまとめ
自分に合ったプランを選択できる上で、格安SIMとしてもしっかり安い
光回線とセットで申込むと割引がある
ファミリー通話割引が申込不要で使える(両者がIIJmioの場合)
ドコモ回線、au回線を選べる
ドコモ回線のみeSIMを選べる
2年縛り、解約料金無し
前月の余ったデータを、データ繰り越しできる
月毎のギガプラン変更が可能
高速データ通信ON・OFF機能があるので、使い過ぎないようにセーブ出来る
データを使い切っても数秒だけ高速通信が可能な「バースト機能」があり、メールやTwitter、LINEのようなテキストメインの通信であれば、低速通信状態でも使える
サポートが充実(WEB、電話、メール、Twitter、サイトFAQ)
かけ放題プランもある
端末保証が付いている(修理が可能なら修理代が無料)
格安SIMの唯一のデメリットとして、お昼時間や夜などの回線混雑時は通信速度が遅くなりやすい(YouTube等での動画読み込みが少し遅くなるくらい)
セット割にするには、光回線の申込が必要なので手間が多い
IIJmioは格安SIM誕生当初からあるので、サービスが充実しています。
何かあった時のサポートとして、WEB、電話、メール、Twitter、サイトFAQと様々な方法でのサポート体制があるので、安心して利用できます。
格安SIMに求められる基本的な機能や条件を満たした上で、サポートや通信品質もしっかりしているIIJmioは初めて格安SIMに変える人や、契約を見直したい人にとってベストな選択になるかもしれません。
格安SIMに変える「メリット・デメリット」
格安SIMに変える「メリット・デメリット」を再確認しましょう!
選べる通信会社が多く、料金プランが豊富なので自由度が高い
大手キャリアと比べても月額料金が安く出来る(安いと月1000円以内、高くても3000円以内。大手のギガプランだと月6000円を超えてくる)
スマホをセットで申込むと、スマホ本体が安くなるセールをしている
通常のデータ通信の使用感では格安SIM(MVNO)の通信速度でも問題なく使用できる
格安SIMは自分でプラン選択や申込をしないといけないので、面倒だったり、分かりづらかったりする
通信速度が時間帯によって遅くなる可能性がある
支払い方法がクレジットカードのみが多い(デビットカードで支払い可能な所も多い)
一瞬で何十GBといった大容量データを通信する場合は、通信速度が遅くなる(YouTuberや一部の職業の場合があてはまる。ただし、その場合は自宅の光回線を使った方が早い)
毎月のデータ通信量が20GBまでなら、格安SIMに変更するメリットは大いにあります!
実店舗でのサポートが欲しいなら「UQモバイル」「Yモバイル」も
auとSoftBankでは低~中価格帯向けの格安SIMサービスとして、サブブランドの「UQモバイル」「Yモバイル」を提供しています。
どちらのサービスも他社の格安SIMと比べると料金は高めです。
その分、通信品質はauやSoftBankが提供しているモノとほぼ同じで、日常で通信速度で困ることはほぼ無いです。
通信品質はauやSoftBankが提供しているモノとほぼ同じで、日常で通信速度で困ることはほぼ無い
前月の余ったデータを、データ繰り越しできる
家族で通信回線をまとめる場合、家族割がお得
au、SoftBank各社からの乗り換えが簡単
実店舗でのサポートが受けられる
他の格安SIMと比べて、料金が高く設定されている
家族割を使わないと、安くならない
データ通信低容量のプランSと、データ通信高容量のプランLの料金が高い
多少高くても、実店舗でのサポートが受けられることや家族割を使うことが前提なら、データ通信中容量のプランMがおすすめです。
まとめ

かなり特殊で大量のデータ通信をする人以外は、基本的に格安SIMを使うのをおすすめできます。
毎日使うスマホの通信料金ですから、気になった人は一度見直してみたほうが良いです。
毎月のデータ通信量を把握して、20GB以内あれば格安SIMに乗り換えることを検討してみてはどうでしょうか?
それだけで、あなたの毎月の通信費が3000円~5000円くらいは安くなる可能性が高いです!
今回おすすめした3つは必要な機能がしっかりと揃っており、公式サイトも見やすかったです。